裏庭にて

ひとつずつ 夢叶えていくよ

八乙女光がYa-Ya-yahにくれた物

薮が太陽のヒカリだとしたら、光は月のヒカリ。
私はそんな風にYa-Ya-yahセンターの2人を捉えています。




杜の都からジャニーズ事務所へやってきた小さな男の子、八乙女光


Ya-Ya-yahファンにとって、彼の存在はある意味で薮くんよりも大きな物でした。
宮城県仙台市から彗星のごとく現れたその少年は、Ya-Ya-yahそして薮宏太の運命を、いとも容易く変えてしまったのですから…。


Hey!Say!JUMPでは、薮と2人でグループを纏めようと奮起したり、圭人のお兄ちゃんになってみたり、かと思えば自分も出来てないことを他のメンバーに指摘してみたり、頻繁な言い間違えがあったり、スク革でメキメキとバラエティ力を磨くやまちね2人にオンエア時間ほとんど取られちゃってたり、ヒルナンデスでは頑張ってボケる大ちゃんを優しく見守っていたり…とにかくJUMPの中ではお兄ちゃん、だけどちょっぴりお馬鹿でわりかしヘナチョコでカワイイ☆そんな光くんの印象が強いと思います。(褒めてます)


光くんがジャニーズ事務所に入ったのは、2002年の12月。
有名な話ですけど誕生日前日にオーディションを受けて、お誕生日に合格の電話が掛かってきたらしいですがそんなミラクルな出来事あります⁉
この時点で「八乙女光、持ってるな~」としか思えない。

薮くんと伊野尾くんの1年後輩にあたる彼は、ジャニーズにありがちな「家族が勝手に履歴書を送った」タイプではなく、自ら「ダンスがやりたい!」という意志を持ってジャニーズ事務所への入所を決めています。
その分、オーディション時から目の輝きも他の子ども達とは違ったのではないかな?と私は勝手に憶測を膨らませていますが、何にせよ光くんがかなり初期の段階から、ジャニーさんの目に魅力的に映っていたのは明らかです。

何てったって12月に事務所へ入ったばかりの光くんが、翌月1月には既に地上波レギュラー番組(Ya-Ya-yah)を獲得していたのですから。
当時はまだ、Ya-Ya-yahのメンバーではなく「ジャニーズJr.の新メンバー」として紹介されていた光くん。

でもジャニーさんは光くんを見付けた時「Ya-Ya-yahに入れて薮とシンメにしよう」ってピンと来たのでしょうね。
さすがジャニーさん、先見の明がおありです。

Ya-Ya-yah番組新メンバーオーディションという形でレギュラーに選ばれた後、あっという間に光くんの立ち位置は前へ前へと推されます。
そしてその代わりに、赤間くん、星野くんはドンドン画面の端に追いやられていくのです。
まだまだ幼かった彼らと、そのファンにとってはあまりにも残酷な仕打ちでした。

私は何度も申し上げている通り翔央担でしたから、可愛い光くんの台頭にはそれほど不快感を持ちませんでした。
しかしそれでも赤間くん、星野くんの扱いには正直胸が痛みました。
だって、Ya-Ya-yahって番組タイトルで、メイングループの正式メンバーなんですよ…?CDだって出してるし…なのに急に現れた、Ya-Ya-yahのメンバーでもなく実績があるわけでもない光くんが0番に立って歌ったり、ロケに出たりするわけです。
自分達は出られないのに。

当時は私も幼く、赤間くん可哀相、星野くん可哀相…という感情しか浮かびませんでした。
でも、ひとたび落ち着いて考えてみれば、光くんもこの頃まだたったの12歳。
自分が前へと推される事により先輩達が後ろ側へ追いやられていく様子を、平気で横目にしていたわけはありません。

ましてこの頃はまだ全員ジャニーズJr.でしたから、出待ちでファンと直接かかわり合う事も今よりずっとずっと多かったハズ。(ファンレター渡されるとか)
その中には絶対的に悪意の込められた物があったと思います…残念ながら、当時まだYa-Ya-yahメンバーもファンも幼かった頃の出来事。
Ya-Ya-yah八乙女光に分断された!と感じていた過激なYa-Ya-yah担がいたのは紛れもない事実です。(本人達の意思なんてこれっぽっちも介入していないのに…)

まだたったの12歳だった八乙女少年は、そんな苦難の状況下でもとにかく笑顔で、仕事にいつも全力で取り組んでいた姿が印象的です。
25歳になった現在でも、「仕事が好き、仕事してる時間が楽しいから俺にとっては仕事がオフ」とか逆にちょっと心配になるような事を言ってのける彼ですが、10年以上前からその姿勢って変わらないんだな~と軽く尊敬しちゃいますね。

その名の通り、Ya-Ya-yahに大きなヒカリをもたらした光くん。
赤間くん、星野くんの処遇によって彼を嫌う人は確かに多かった…すごく多かったです。
でも、流石ジャニーさんの目論み通り薮と光のシンメは瞬く間にその人気を爆発させていきました。

そもそも薮と赤間でシンメを組んでいた時は、明らかに赤間くんが薮の引き立て役すぎた。
当初は事務所側もそんなつもりで組んでなかったのかも知れないけど、薮くんの圧倒的歌唱力と可愛さ溢れるビジュアルが、どうやっても並大抵の相手では対等に並べなかったのだと思う。

そんな燦然と発光する太陽のような薮の隣に選ばれたのは、他の誰でもない光くんでした。
ダンスが大好きでスクールに通っていたとは言え、歌に関してはズブの素人だったハズの光くん。
だけど彼は、自分より1年先輩でCDデビュー、Mステソロ歌唱まで済ませている薮宏太の隣に悠然と並んで、見劣りする事なくシンメとして歌っていました。
いま思えば、そこが赤間くんとの決定的な違いだったのかも知れない。

光は薮のシンメになった。
引き立て役には留まらなかった。



それだけで、Ya-Ya-yah八乙女光が加入するには十分だったと思います。(いま思えば、です)




その後、4人になったYa-Ya-yahはジャニーズJr.内ユニットとしてはKAT-TUNに続いて2組目となる単独コンサートを2005年に3回もやっています。
もし、光くんがジャニーズ事務所へ入っていなければ、このコンサートは実現していたでしょうか?
薮くんと対等に並べるようなメンバーがいない状態のYa-Ya-yahで、単独コンサートを行えたとは私には思えません。

光くんがジャニーズを選んでくれて、Ya-Ya-yahに加入してくれて、どんな心無い言葉にもめげずに大好きなお仕事を続けてくれたから。
だからあの日、Ya-Ya-yahのコンサートを観ることが出来たんだって、翔央担の私は本気で思っています。



色んな才能があって、どれも器用にソツなくこなしているように見えてしまう光くん。
だけどきっとその裏に、私みたいなただのヲタでは計り知れない苦悩や努力が隠されているのだろうな~。



太陽のヒカリを反射して輝く月のように、いつまでも薮くんの絶対的相方として、スーパーアイドル八乙女光でいてくれる彼をこれからもずっと観ていきたい。
Ya-Ya-yahに大きなヒカリと陰をもたらした光くん、私はYa-Ya-yahファンとして、Hey!Say!JUMPファンとして。


光くんの事が大好きです。





チャンチャン♪